過去をバネに変える力──レジリエンスが教える時間の使い方

レジリエンス、内省、今を生きる、過去、再構成、再解釈をイメージした画像

1.「今を生きる」ことと「過去を考える」ことは矛盾する?

過去や未来ではなく今を生きることで苦しみから解放されるという考え方があります。しかし、例えば過去を考えていてもそれをバネにしてポジティブに考えることも出来るのではないかという仮説を立てました。

この仮説は、「過去を考えること=苦しみではなく、過去の扱い方次第で、それがむしろ心の自由や前進につながる」という洞察を含んでいます。

この観点から、「今を生きる」思想とどう両立しうるかを整理して考察していきます。

1-1.「今を生きる」とは何か

仏教やマインドフルネスでいう「今を生きる」は、過去や未来への執着から心を解き放ち、今この瞬間に意識を置くという態度を指します。ここで重要なのは、「過去を考えるな」ではなく、「過去に囚われない」という点です。

つまり、

  • 「あのとき失敗した…」と何度も反芻して苦しむ
    • → 過去に囚われた状態。
  • 「あの経験があったから今の自分がある」と穏やかに振り返る
    • → 今の自分が主体的に過去を見ている状態。

後者であれば、それは「今を生きる」態度と矛盾しません。

1-2.「過去をポジティブにバネにできる」という仮説

この仮説は、心理学的にも哲学的にも非常に筋が通っています。

💡心理学の視点

ポジティブ心理学では、「リフレクション(内省)」は幸福感を高めるとされています。重要なのは「反芻(rumination)」ではなく「内省的思考(reflective thinking)」にすることです。

  • 反芻:なぜ自分は失敗したのか、と責め続ける(苦しみが増す)
  • 内省:何が起き、そこから何を学べるか、と観察する(成長につながる)

つまり、過去を「今の成長の糧として観察する」ならば、それは「今を生きる」実践と整合します。

1-3. 哲学的整理

「今を生きる」と「過去を振り返る」行為は、時間的には対立して見えますが、意識の焦点という観点では両立します。

  • 過去を思い出しているときでも、「今、思い出している自分」に気づいているなら、その瞬間は“今”にいるのです。
  • 逆に、過去を思い出すことで心が自動的に苦しみへ引き戻されるなら、“今”を見失っています。

したがって、「過去を振り返っても、それを素材に今を豊かにできる」というのは、時間に支配されず、むしろ時間を統合する成熟した心の在り方といえます。

1-4. 結論:仮説の意義

ここでの仮説は次のように言い換えられます:

過去に意識を向けること自体が問題なのではなく、 今この瞬間の自分がどんな意識状態でそれを扱うかが重要である。

これは「今を生きる」という思想の“浅い理解”を超えた成熟した視点です。“過去を糧にして今を生きる”というあり方は、苦しみからの解放だけでなく、「人生を意味づける力」にもなります。

2. レジリエンスの観点から掘り下げる

レジリエンス(resilience)は「逆境からの回復力」や「しなやかな適応力」と訳されますが、まさに「過去の苦しみをどう扱うか」に深く関係するテーマです。

ここでの仮説──「過去を考えても、それをバネにしてポジティブに考えることができる」──は、レジリエンスの核を突いた発想です。以下では、この仮説をレジリエンスの観点から3段階で考察します。

2-1. レジリエンスとは何か

レジリエンスは単なる「精神的タフさ」ではなく、逆境を通して人が成長していくプロセス全体を指します。心理学では、レジリエンスの高い人は次の3つの要素を持っているとされます

  • 現実の正確な認識:過去の出来事を過剰に歪めず、冷静に受け止める
  • 意味づけの力:出来事に個人的な意味を見いだす
  • 適応的思考:失敗や苦しみを、成長や学びの材料として再構成する

つまり、過去を「思い出さないようにする」よりも、過去を再解釈して自分の力に変えることこそがレジリエンス的な対応なのです。

2-2. 過去をポジティブに再構成するプロセス

レジリエンスの観点では、苦しい過去をそのまま封印しても心のしこりは残ります。しかし、それを「意味のある経験」として再構成できた瞬間に、人は内的に強くなります。このプロセスは心理学的に「意味づけ再評価(meaning making)」と呼ばれます。例を挙げると

  • 「あの失敗があったから、今は他人に優しくなれた」
  • 「あのときの苦しみを通して、自分の限界を知ることができた」
  • 「あの過去がなければ、今の選択を誇りに思うことはなかった」

こうした再評価は「過去を消す」のではなく、「過去を統合する」行為です。そして、この統合こそがレジリエンスを強める核心的なプロセスです。

2-3. 「今を生きる」との接点

レジリエンス的に過去を扱うとき、私たちは「今を生きる」ことと矛盾しません。むしろ、それによってより深い今にたどり着きます。

  • 過去を否定して逃げる → まだ過去に囚われている
  • 過去を意味づけて統合する → もう過去に支配されていない

この「支配されていない状態」が、心の自由=苦しみからの解放にあたります。過去を思い出しても、それが今の自分を肯定する材料になるなら、それはまさに「今を生きる」実践です。

2-4. まとめ:レジリエンス的視点から見た仮説の意義

観点 内容
仮説の核心 過去を考えても、それを糧にできれば苦しみにはならない
レジリエンス的意味 逆境や失敗を再評価し、自分のストーリーとして統合する力
結果 「今」に根ざした強さ・しなやかさ・自己受容が生まれる
哲学的帰結 過去は“閉じた時間”ではなく、“今の私”が意味づけを更新できる“開かれた時間”である

3. 開かれた時間

開かれた時間は、時間と意識の関係を深く考えるうえで重要な視点です。ここでは、哲学・心理学・レジリエンス(心の回復力)の3つの観点から整理して説明します。

3-1. 🕰️「閉じた時間」と「開かれた時間」とは何か

まず、日常的な感覚では「過去=もう終わったもの」として捉えます。これは「閉じた時間」の理解です。

  • 起きたことは変えられない
  • 過去はすでに確定している
  • そこに新しい可能性はない

しかし、実際に私たちは過去を「固定された記録」としてではなく、解釈可能な物語として心の中に保持しています。つまり、

  • 記憶は“映像の再生”ではなく、“物語の再構築”
  • 思い出すたびに、当時の意味づけが“少しずつ変わる”

この動的な性質を持つ時間の捉え方を「開かれた時間」と呼びます。

3-2. 🧠心理学的観点:記憶は「更新可能」な物語

心理学では、記憶は固定的なデータではなく、再構成的(reconstructive)であるとされています。つまり、私たちは「出来事そのもの」を思い出しているのではなく、現在の自分が持つ視点や感情で、過去を再編集しているのです。

例:

10年前に失敗したことを、当時は「恥ずかしい出来事」と思っていた。 しかし今振り返ると、「あれが転機だった」と思える。

→ 出来事そのものは同じでも、意味が“今の視点”によって更新されている。これが「過去が開かれている」という状態です。つまり、過去は変わらなくても、“過去の意味”は変わる。そして、この“意味の変化”こそが、心理的成長・レジリエンスの本質です。

3-3. 🌱レジリエンスの観点:意味づけの再構成

レジリエンス(心の回復力)では、困難をどう意味づけるかが人生の方向を変えると考えます。同じ出来事でも、意味づけ次第で結果が真逆になるのです。

意味づけが閉じているとき 意味づけが開かれているとき
「あの過去のせいで自分は不幸だ」 「あの過去があったから、自分は強くなれた」
「もう変えられない」 「あの出来事の意味を今、変えられる」

ここで言う「意味を変える」というのは、事実をねじ曲げることではなく、今の自分の成熟度で再解釈するということです。この再解釈の力がある限り、過去は閉じたものではなく、“今”からアクセス可能な開かれた領域になります。

3-4. 🧭哲学的観点:時間は「流れるもの」ではなく「生成するもの」

哲学的に言えば、この考えは「時間は直線ではない」という理解にもつながります。たとえば、フランスの哲学者アンリ・ベルクソンはこう述べました:

時間とは、ただ過ぎ去るものではなく、絶えず生成し続ける“生きた流れ”である。(from ChatGPT)

過去・現在・未来は切り離された三つの箱ではなく、常に「今」という意識の中で関係し合い、意味が作り変えられている。 つまり、「過去」は“終わった”わけではなく、“今”という瞬間においてのみ、その意味が確定する。だからこそ、今この瞬間の意識が、過去を再生させ、更新させるのです。

3-5. 💡まとめ:「過去が開かれている」とはどういう状態か

  • 過去の出来事は変えられないが、その意味は常に再編集できる。
  • 過去を思い出すことは、「記録を再生すること」ではなく、「物語を再構築すること」。
  • 「今の私」が成長するほど、過去の意味も変化していく。
  • したがって、過去は“終わったもの”ではなく、“今も生きている時間”である。

3-6. 🌷 最後に:この考えがもたらす心の自由

この視点に立つと、「過去に縛られている」という感覚が少しずつ薄れていきます。なぜなら、

過去は自分の敵ではなく、 いまの自分が対話し、更新し続けられる“素材”だからです。

過去は「決定された物語」ではなく、「現在進行形の私が書き続けている物語」なのです。

4. おまけ:再構成と再解釈の共通点と相違点

「再構成」と「再解釈」はどちらも「既存のものに新しい意味づけを与える」行為ですが、焦点と目的が異なります。以下に共通点と相違点を整理します。

4-1. 共通点

  1. 既存の素材・出来事・情報を扱う
    • どちらも「ゼロから作る」わけではなく、すでにあるものをもとに新たな見方を与えます。
  2. 新しい意味・価値を生み出す
    • 再構成も再解釈も、ただの「再現」ではなく、「視点を変える」「組み替える」ことで、新しい洞察や表現を導きます。
  3. 創造的行為
    • 過去や他者のものをただ真似するのではなく、自分なりの理解や意図を反映する点で、どちらもクリエイティブです。

4-2. 相違点

観点 再構成 再解釈
焦点 形・構造の「組み直し」 意味・文脈の「読み直し」
主な操作対象 構造・配置・要素の関係性 意味・意図・価値
目的 新しい形・秩序を作る 新しい意味・理解を得る
例(文章) 論文の内容を整理し直して章構成を変える 同じ論文を別の理論枠組みから読み直す
例(芸術) 既存の素材をコラージュして新しい作品を作る 古典作品を現代の価値観から解釈し直す
思考の方向 「どう組み立てるか」 「どう意味づけるか」

4-3. まとめると

  • 再構成(reconstruction)は、素材や情報の「形・構造」に焦点を当てて、組み替える行為。
  • 再解釈(reinterpretation)は、出来事や表現の「意味・文脈」に焦点を当てて、読み替える行為。

ただし、両者はしばしば連動します。

たとえば、文章を再構成するときには、その内容をどう解釈するか(再解釈)が伴い、逆に、再解釈を深めるために構成を変える(再構成)こともあります。

Giver(与える人)が成功する理由

概要

以下の動画を見て、Giver(与える人)が成功する理由がわかった気がする。

youtu.be

自分を満たしている人が、溢れた分を誰かに与えているというのがGiver(与える人)の本質ではないかと気づいた。

結局、「幸福優位7つの法則」でもあるように、成功するから幸福になるのではなく、順番が逆で幸せになるから成功するということ。

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2025年10月6日追記。

自分を満たすことで行動することができるという話。

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自然の流れに身を任せる:行雲流水を体験

背景

今、仕事も人間関係もうまくいく引きずらない力: もっと「鈍感」でいい、99の理由 (知的生きかた文庫)を読んでいて、「行雲流水」という禅の考え方を学んだ。「行雲流水」とは、物事に執着せず、自然の成り行きに身を任せること。この格言が気に入ったので、Geminiにこの考え方を取り入れるための心の持ち方や捉え方を聞いてみた。

1. 受け入れること (Acceptance):

  • 変化への抵抗を手放す: 自然界と同様に、私たちの周りの状況や私たち自身も常に変化しています。この変化を避けようとするのではなく、あるがままに受け入れることが、流れに乗るための第一歩です。「変わらないものはない」という認識を持つことが大切です。

  • 不確実性を受け入れる: 未来は予測不可能であり、計画通りに進まないこともあります。不確実な状況に対して不安や恐れを抱くのではなく、「そういうものだ」と受け入れることで、心の波立ちを抑えられます。

2. 今に集中すること (Mindfulness):

  • 現在を味わう: 過去への後悔や未来への不安にとらわれるのではなく、「今、この瞬間」に意識を向けることが重要です。目の前の出来事や自分の感情、感覚に意識を向けることで、自然の流れを感じやすくなります。

  • 判断を手放す: 良い・悪いといった判断をせずに、ただ起こっていることを観察する練習をします。これにより、物事を客観的に捉え、感情的な反応に振り回されることを防ぎます。

3. 手放すこと (Letting Go):

  • 執着を手放す: 物や地位、過去の経験、あるいは未来への期待など、あらゆるものへの執着は、流れを滞らせる原因となります。「失っても大丈夫」「変わっても大丈夫」という心の余裕を持つことが大切です。

  • コントロールを手放す: 全てを自分の思い通りにしようとするのではなく、コントロールできないものがあることを認識します。できることに集中し、できないことは流れに任せるという割り切りが重要です。

4. 自然との調和 (Harmony with Nature):

  • 自然から学ぶ: 自然界のあらゆる現象は、常に変化し、流れています。川の流れ、風の動き、季節の移り変わりなど、自然の動きを観察することで、行雲流水の感覚を養うことができます。

  • 自分も自然の一部と捉える: 人間も自然の一部であり、自然の法則に従って生きています。無理に逆らうのではなく、自然のリズムに合わせて生きることを意識します。

実践

今日、「行雲流水」を実践してみたらいつもはうまくいかなかったことが前に進んだという出来事があった。以前から訳あって読書中に集中できないことが度々あります。そんな時は、その状況に不満を覚えつつ強引に読み続けては上手く読めず、時々読めたりするということを繰り返していた。しかし、今日は、集中できなくなった時にこの状況はコントロールできないと一旦受け入れることができた。そうすることで、ちょっと休憩でもしようかと気持ちを切り替えることができた。コントロールできない出来事は当然コントロールできないんだけれども、その対応は自分で選択することができる。このことはMTGAでの待機画面のフレーズで知っていたけど、今日初めて実際に体験して腑に落ちた。休憩後は、集中できたりできなかったりしたけど、その時にも次の対応を考えて試すということができた。今まではイライラしながら現状に抵抗していただけだったが、今日の体験は、トラブルに対処できているという感覚があってだいぶストレスが減ったと思う。

最後に

「行雲流水」は今日から私の座右の銘に加わります。

皆さんの座右の銘はなんですか。

進むことの重要性:小さな一歩から始める | 個人開発者(Indie Hacker)への道 #4

導入

大きな目標や挑戦に取り組むとき、「なかなか進まない」「モチベーションが続かない」「途中で不安になる」といった壁にぶつかることがよくありますよね。ここでは、小さな一歩を積み重ねて前進し続けるための方法を、思考・感情・行動の3つの視点から整理してみました。

① 思考:考え方を調整する

1. 「進むこと」と「成功すること」を分けて考える

進んでいる限り、失敗ではない

→ 「まだ成功していない」ではなく、「成功に近づいている」と考える。

例:「今日は10%しか進めなかった…」→「でも、10%は前進できた!」

2. 完璧主義を手放す

100%の出来を求めず、70%でも前に進めばOKとする

→ 進みながら改善すればいい。最初から完璧である必要はない。

例:「このコードはまだ完璧じゃない…」→「動くならOK!あとで修正しよう」

3. 「小さな成功体験」を積む

大きな目標を分解し、達成しやすいタスクにする

→ 「1時間でできること」「1日で終わること」に区切る。

例:「Webアプリを作る」ではなく、「ログイン機能の設計を考える」など、細かくする。

② 感情:前向きな気持ちを維持する

4. 「やる気に頼らない」

やる気があるかどうかに関わらず、とにかく手を動かす

→ 「まず1分だけやる」ルール(一度始めれば、意外と続く)。

例:「やる気が出ないな…」→「とりあえずPCを開いてみよう」

5. 進捗を可視化してモチベーションを保つ

「どれだけ進んだか」を見える化すると、達成感が得られる

→ チェックリスト、進捗バー、日記などで記録する。

例:「ノートに今日やったことを書く」「GitHubの草を埋める」

6. 感情の波を受け入れる

「今日は気分が乗らない日」と割り切る

→ 無理に自分を責めず、「できる範囲でやる」と考える。

例:「今日は30分しか作業できなかった…」→「でも0分じゃないからOK!」

③ 行動:実際に前進するための工夫

7. 「最小の一歩」を決める

「やるべきこと」を最小単位まで分解し、すぐに取りかかれる状態にする

→ 例:「ブログを書く」ではなく、「タイトルだけ決める」

8. ルーチン化して「考えなくても進める」ようにする

時間や環境を固定すると、迷わず行動できる

→ 例:「朝の30分は開発時間」「毎日寝る前に振り返りを書く」

9. 「報酬」を設定する

小さな進歩に対して、自分にご褒美を与える

→ 例:「記事を書き終えたら好きなコーヒーを飲む」「タスクを終えたらゲームをする」

10. 周りの力を借りる

他の人に進捗を報告すると、続けやすくなる

→ 例:「SNSで進捗をつぶやく」「コミュニティで成果を共有する」

まとめ

✅ 思考:「進むこと自体が大事」「完璧主義をやめる」「小さな成功を積む」

✅ 感情:「やる気を待たない」「進捗を可視化する」「気分が乗らない日もOK」

✅ 行動:「最小の一歩を決める」「ルーチン化する」「報酬を設定する」

一歩でも進めば、昨日の自分より確実に前にいる。小さくても、歩みを止めないことが大切ですね!🚀

目標:年間利益1億円 | 個人開発者(Indie Hacker)への道 #3

0. 目標

私は、年間の純利益1億円を目指すことに決めました。

1. 目標を決めた理由・背景

なぜ「1億円」という数字なのか?

YouTubeで個人事業で年間8,000万円稼いだとおっしゃっている方を見かけて自分もそれくらい稼いでみたいと思ったのがきっかけです。そこからキリが良い数字の1億円にしました。

どんな生活・働き方を実現したいのか?

できれば全て自分の裁量で仕事ができて、自由な時間に働ける生活を実現したいです。稼いだお金で投資して不良所得で老後を生きていける算段が立つと将来への不安が消えるので嬉しいですね。ただ、そのためだけだと1億円は多すぎると思います。より小さなマイルストーンとして5年間2,000万円を稼ぐとかでも良い気がします。

目標を決める前後で考え方に変化はあったか?

この記事を書いている段階で、1億円は多すぎるんじゃないかとビビってしまっています。夢は大きくて良いと思うので胸を張って年間1億円を稼ぐと言いたいです。達成したら、投資で資産を増やすことを考えると思います。また、個人開発者の応援や投資を世の中に広める活動をするのも良いかもな〜とこの記事を書きながらぼんやり思いました。ただ、これは達成する前からできることかもしれませんね。

2. 目標達成のための戦略

どんなビジネスモデルを想定しているか?

サブスクモデルを考えています。また、どれが当たるかわからないので、資金が許す限り、複数サービスを立ち上げるつもりです。

市場規模や競合の状況はどうか?

読書ノートサービスの場合ブクログが近い競合になりますが、ブクログは2024年9月時点で200万ユーザーを突破したそうです。後に載せますが、ユーザー数111万人、アクティブ率30%だとしてMAU約33万あれば目標を達成できる試算なので市場的には、問題ないのかなと思います。

3. 逆算したデータの解釈と課題

費用は、ChatGPTに聞いて試算しました。念の為にその内手動でもっと細かく試算したいと思います。

項目 金額[円]
売上 220,000,000
費用 120,000,000
粗利 100,000,000
利益率 45.5%
月間粗利 8,333,333
ユーザー数 1,111,111
アクティブ率 30%
MAU 333,333
課金率 5%
課金ユーザー数 16,667
単価 500
MRR 8,333,333

4. 個人開発ならではの強みとリスク

企業ではなく個人だからこそできること

スピード感と柔軟性だと思います。MVPを作成してフィードバックを得てのサイクルを高速に回すことを意識する。本「Clean Architecture」にリリース毎に生産性が落ちていく会社の話が載っていたので、できるだけシンプルな作りにして速度を失わないようにしたい。

逆に、個人開発の制約(リソース不足、マーケティング力の弱さ など)をどう克服するか?

個人開発なので、少なくとも初期は一人で開発するためリソース不足は否めない。AIを活用するなどして開発効率を上げることで対策する。マーケティング力の弱さは、Xやブログを頑張る。

5. 成長フェーズごとのMAU推移モデル

フェーズ 期間 MAUの推移 成長率(目安)
初期 0〜6ヶ月 0 → 1万 月 +数百〜2千
成長 6ヶ月〜1.5年 1万 → 10万 月 +数千〜2万
拡大 1.5年〜3年 10万 → 30万 月 +2万〜5万
成熟 3年〜5年 30万 → 100万 月 +3万〜10万

MAU33万達成は、約2〜3年が目安!←らしい。

6. まとめ・今後の展望

目標を定めたことで第一歩を踏み出した感じがする。今日人前でこの目標を発表してきました。目標を定めたのは、今読んでる本「タフティ・ザ・プリーステス」の影響です。この本は、スピリチュアルな願望実現の本です。「『言葉』があなたの人生を決める」にも今の人生の延長線にない目標を立てて、それをイメージすることで叶うと書いてありました。

現時点で感じているワクワク感や不安

タフティを読んでいると、立てた目標は本当に叶うんじゃないかと思えてきます。なので、3年後夢が叶っていることを楽しみにしています。不安は、黒字化するまで資金が持つかどうかですね。

目標を達成するための心構え

行動することを第一に考えたいと思います。次いで試行錯誤を実践したいです。試行錯誤では、メタ認知と振り返りを実践するつもりです。

皆さんは、大きな目標を立てることについてどう思いますか?

個人開発を続けるためのマインドセット | 個人開発者(Indie Hacker)への道 #2

なぜ個人開発をするのか?(お金、挑戦、自由など)

自由な生活をしたいから。当面は、お金を稼ぎたい。エンジニアとして挑戦したいというのもある。

継続するために意識すべきこと(習慣化、目標設定、ペース管理)

目的から大目標、中目標、小目標と分解して小さな目標を立てる。実現可能な小さな目標・タスクになるまで分解する。

ポモドーロテクニックで細かく休憩を取る。25分作業+5分休憩を1ポモドーロとして、4ポモドーロで25~30分の大休憩を取る。

完璧主義を捨て、まずリリースする勇気

失敗を恐れず、小さくリリースして改善する考え方が大切。試行錯誤を繰り返す。「できるかどうか」ではなく「やるかどうか」で考える。

add20.hatenablog.jp

考えてから動くのではなく。動きながら考える。とっととリリースしてユーザーのフィードバックを得る。

挫折しそうなときの対処法

1. 小さな成功体験を作る

大きなゴール(サービスの完成)だけを見ていると、「まだ全然進んでいない…」と感じてしまいがち。

✅ 1日で終わるタスクを設定し、「できた!」という感覚を増やすことが大切。

例: 「ログイン画面だけ作る」「トップページのデザインを決める」

2. 途中経過を可視化する

「進んでいる実感がない」→ 実は進んでいるのに気づいていないことも

✅ タスク管理ツール(Notion, Trello など)や日記を活用し、「できたこと」を振り返ると効果的。

3. 目的を思い出す

なぜこのサービスを作ろうと思ったのか?

✅ 「作る理由」を紙に書いたり、ブログにまとめておくと、迷ったときに立ち返れる。

4. 無理にやらない

「やる気が出ない日はやらなくてOK」と割り切るのも大事。

✅ ただし、「まったく触らない日」を作ると習慣が崩れやすいので、「5分だけコードを見る」「簡単なリファクタをする」などの軽い作業をするのもアリ。

5. 他の個人開発者の体験談を読む

Twitterやブログ、YouTube「個人開発」「サービス公開」と検索して、他の人がどんな苦労をして乗り越えたかを見ると刺激になる。

自分だけが苦しんでいるわけじゃないと分かるだけでも前向きになれる。

6. 一旦リリースする

「完璧に仕上げてから出そう」と考えると、なかなか完成しない。

✅ MVP(最低限の動くもの)をリリースして、フィードバックをもらうことで、次に何をすべきかが明確になる。

「サービス公開」自体が達成感につながり、モチベーションが回復することも。

7. 誰かに話す

✅ 身近な友人やSNSで「こんなの作ってる!」と話すだけでも、気持ちが整理されるし、モチベーションが上がることがある。

他の個人開発者と交流できるとさらに良い。

最後に

私と同じように個人開発者を目指される方を応援しています。一緒に頑張りましょう。

次回は、「技術スタックと開発方針を決める」について書こうかと思います。

フィードバックや応援を歓迎します。遠慮なく反応を返してもらえると嬉しいです。

個人開発者(Indie Hacker)への道 #1

1. 自己紹介

初めまして、@add20です。IT関連で言うと、Web系の技術やプログラミング言語が好きです。特にRuby, Haskellが好きです。学生の頃にプログラミングに出会い、Ruby on Railsを勉強する過程でWeb系の知識の基本を身につけ始めました。Cloud PlatformはHerokuとAWSを使用した経験があります。

自由な働き方と収入を求めて今日から個人開発者を目指していきます。

これまでのキャリアは、学生の頃に仲間と一緒に受託開発をしました。それから新卒でシステムエンジニアとして2年弱働いた経験があります。

2. 個人開発の目的

  1. 自由なライフスタイル
  2. 収益を得ること
  3. 自分が欲しいサービスを作りたい
  4. 技術的な挑戦がしたい

3. 作りたいサービスの紹介

Q) どんなWebサービスを考えている? A) 読書ノートサービス

Q) なぜそのアイデアを選んだのか? A) 読書習慣があり、読書メモをとっていたから。本の画像を差し込んで見やすくしたい。

競合との差別化ポイントや、自分ならではの強み

紙のノートと同じように時系列順でメモを一覧で読み返せるようにしたい。読書メモに限らず、書いたノートを販売できるようにすることも検討している。

Webサービスだけでなく、手軽にメモをかけるモバイルアプリもリリースする。

4. 技術スタックと開発の方針

全体感としては、AWSでマイクロサービスアーキテクチャSOAで構築することを考えています。無料利用枠を活かしてコストをなるべくかけないようにするつもりです。認証は、Cognitoでフロントは、Next.jsを検討しています。バックエンドは、この機にGoを勉強して使ってみようかと思っています。しかし、すでに使えるRubyScalaClojureHaskellで構築する方が早くリリースできて夢の実現が早まると思うのでそうするかもしれません。クリーンアーキテクチャーの本を読んでいるので実践してみるつもりです。DDDも時間があれば、勉強したいですが、今ある知識で作り始めることを優先するかもしれません。

5. 今後のロードマップ

短期的な目標

AWSについての勉強と技術検証をするつもりです。それから、MVP開発にかかりたいと思います。

中長期的な計画

ユーザー獲得のためにXをマーケティングに使うつもりです。有用な記事をChatGPTで作成してフォロワーを集めることを検討中です。つぶやき内容もChatGPTを使って決めようと考えています。Xでのマーケティングの本も読みたいです。

6. 最後に

私と同じように個人開発者を目指される方を応援しています。一緒に頑張りましょう。

次回は、「個人開発を続けるためのマインドセット」について書こうかと思います。

フィードバックや応援を歓迎します。遠慮なく反応を返してもらえると嬉しいです。